イラク人質事件に対してのフランスの新聞の記事

テレビでフランスの新聞に日本の人質事件の政府や世間の声が非常に不思議だと書いてあると報じられていました。なるほど、確かに日本独特な反応なのかも知れませんね。その紙面を直接読んでいないので何とも言えませんが、こうやって報じる海外メディアも相変わらずです。

フランスの新聞の日本の特派員とかの何人かに会ったり、遠目で見たり、話したりしますが、彼らが偏った物の見方をしているとよく感じます。たぶんこの手の記事を書くのはあの記者だなって想像できますが、もし彼なら日本滞在が長く、なかなか有名になっています。噂によれば、なかなかの家柄の出身で20年以上滞在していても日本語は話せないようです。取材の時、一緒になったときもありますが、ちょっとひどいと思うこともよくあります。

9.11のテロの後、日本でも警備がかなり厳しくなったのですが、国際会議の会場で政府関係者とメディアやその他の人間と出入り口が分けられて、金属探知器などでセキュリティーチェックを行っていました。彼が通れない政府関係者向けの出入り口に来てしまい、どうしてもここから通せと言い張って、終いにはセキュリティーチェックを受けずに強行突破しました。英語で話していましたが、「すぐ下に車を止めた、いちいち回り道したくないから、ここを通せ。頭がおかしい」というようなことをさんざん言っていました。

彼の態度が日本政府に反感を持っていたり、日本人を馬鹿にしていることは明らかだとしても、新聞記者という比較的公共性の高い仕事に就いている人間がこのようなことを驚きました。

先日知り合ったまだ20代前半の日本に非常に興味のある女性は、日本では着物を着ているのかと思ったら、そうではなくて驚いたと話しているので、一体こういう記者って何を伝えているのでしょうか?

日本のテレビ局もあえてこういう記事を紹介するのも意図的でどうかと思いますね。